本書を推薦します
高津歯科医院院長 高津正利
私が相葉先生に初めてお会いしたのは、先生が歯の治療のために私の診療室にお出でになったときでした。
当時、私も歯周病の治療に悩んでおり、歯周病の原因は物質だけではないのではないか、と考えていた矢先でした。私の治療が進むにつれて、先生の鍼灸光線療法の話を聞く機会に恵まれました。
歯科医という職業柄、慢性の腰痛に悩んでいましたが、あるとき、痛みで腰がまったく伸びなくなり、藁にもすがる思いで相葉先生の下を訪れたのでした。すると、たった一回の治療で痛みがなくなり、自分で靴下がはけるようになったのです。その後、数回の治療で完治しました。それから、もう五年たちますが、腰痛はまったく再発しませんし、週末にはゴルフを楽しんでいます。私の母も同じように腰痛で悩んでいましたが、相葉先生の治療で完治しました。
本書に書かれている治療結果はすべて事実であります。病気の原因を物質だけに求める西洋現代医学は、その見方をさらに進化させる必要があるのではないでしょうか。私も、私の母も実際に治ったのですから……。
一休禅師の逸話に、次のようなものがあります。
あるとき、山伏に「仏法はどこにある」と問答をしかけられた一休さんは、自らの胸を指して「ここにある」と答えます。すると山伏は「では、お前の胸を切り開いて仏法とやらを見てやろう」と刀を抜きました。 でも、一休さんは少しも慌てず、こう歌を詠みました。
としどしに咲くや吉野の山桜
木を割りて見よ花のありかを
山伏は早々に退散したそうです。
物質だけに原因を見る現代医学は、まさにこの山伏ではないでしょうか。
本書は、自らの人生の艱難辛苦を味わい、鍼灸光線療法への強い情熱をもって患者さんの治療に当たる熟練の老医師による珠玉の一篇であります。たくさんの方に読まれることを願ってやみません。
難病克服への道 著者 相葉計佳
昭和46年開業「複雑骨折」医師と併用で保存療法“治癒”になることが多くあります。
多くの症例経験あり板橋区常盤台3-5-16 TEL03-3960-7867 |